- 2022年3月18日
- リフォーム・リノベーション
【賃貸経営の鍵を握る!】リノベーション工事を安くする3つのコツ
リノベーションは、今ある物件に新たな価値を付加し、空室対策や賃料UPを狙う際には検討したことがある不動産オーナー様も多いかと思います。
しかしリノベーションは出来る幅が広い工事のため、費用の面でみても大きな負担となりなかなか手が出せないのが現状かと思います。
リノベーションにかかる費用をできるだけ安くするには、予算を立てて優先順位をつけることが大切です。
ここで詳しくリノベーションを安くするコツを確認していきましょう。
目次
1. そもそもなんでリノベーションは高いの?
物件のテコ入れを行う際によく比較される工事としてリフォームとリノベーションがよく上がりますが、リフォームに比べてリノベーションはなんとなく高価格なイメージがありますよね。その主な要因がどこから生まれるのか、一緒に見ていきましょう。
1-1. 「デザイン」が求められる
まずリフォームとの違いとして、リノベーションには「デザイン性」が求められます。リフォームが設備を最新にしたりお部屋をきれいにする要素が強いのに対し、
リノベーションは暮らしやお部屋の見た目を「デザイン」する要素が強いのです。
そのデザインを考えるのにデザイナーやデザイン会社などに依頼する一手間が加わることが費用が高くなりやすい要因の一つです。
1-2. 「自由」に工事を計画できる
またリノベーションの魅力のひとつが、お部屋の間取りや建具や設備を、暮らしに合わせて「自由」に設計できることです。
例えば、間取りの変更なんかはリノベーションを行う際によく出てきます。
壁紙や床材や照明も、そのお部屋に合わせてガラッと「自由」に変えることができます。
デザイン性にも関わってきますが、この自由にお部屋を変えることができる要素も費用が高くなりやすい要因のひとつです。
2. まずはリノベーション前の計画を
リノベーションが高くなりやすい要因を理解したら、実際にリノベーションを検討する前にまとめておくと良いことをまとめていきます。
2-1. リノベーションの目的を考える
最初に「なぜリノベーションをしたいのか?」というところを考えましょう。
・都心で人気のない2DKから1LDKにして、それを気にデザインをガラリと変えたい。
・キッチン周りが古くなってきて、どうせならやるならキッチンを入れ替えるだけではなくお部屋全体を新しくしたい。
・入居者の属性を変えたい。賃料UPを狙いたい。
など、原状回復やリフォームではなくリノベーションをしたい目的を明確にしておくと、工事箇所の優先順位がはっきりするので一番最初に考えておきましょう。
2-2. 予算を考える
リノベーションではできることが多岐に渡るため、ある程度の予算と規模を決めておくことが重要です。
希望の予算が明確であれば必要以上の出費は抑えられます。
予算が決まれば、その目的に応じたなかで優先順位の高いリノベーションをおこなうことが可能です。
しかし、リフォームやリノベーション工事ではどうしてもイレギュラーな工事などが発生してしまう可能性もあるため、予備費も含めて可能な限り余裕をもった予算を考えましょう。
2-3. 依頼する業者を考える
リノベーションの費用を抑える上で検討ごとに入るのが実際に施工を依頼する「業者選び」です。
業者は大きく分けると
・大手リノベーション会社
・中堅リノベーション会社
・地元の工務店
の3つが存在します。
費用の安さ・スピード
大手リノベーション会社<中堅リノベーション会社<工務店
デザイン性・質
工務店<中堅リノベーション会社<大手リノベーション会社
といったように、それぞれの特徴があります。
安易に安いから、大手だから、と業者を選ばず自分の物件の規模と予算感にあった施工を行ってくれる業者を探しましょう。
各社の施工事例を見て、費用やデザイン、アフターフォローなどを事前に調べておくと失敗が少なくなるのでオススメです。
3. リノベーションを安くする3つのコツ
各壁紙の機能を把握したところで、実際にどんなお部屋に採用すれば入居促進や退去防止につながるか確認していきましょう。
3-1. 残機物の片付けをする
リノベーションを行う箇所にあるものやゴミは綺麗に整頓しておくことで、その分の費用を抑えることができます。
周辺に物がある状態の場合、その片付けの費用が発生してしまったり、施工作業に入るまでの準備に時間がかかったりと、下手をすると大きな機械損失になる可能性があります。
なので、できる限り周辺は片付けておくのがポイントです。
3-2. まとめて依頼する
費用を抑えるために分離発注という手があります。
これは「建て主≒現場監督」という形になり、依頼した方が指揮を取る必要があるため、リフォームなどの決まったことをお願いする場合は費用を抑えられるので良い方法かもしれませんが、リノベーションのデザインなどの専門的な知識がお部屋のデザインから設備の選定まで依頼主が行う必要があるため、かなりハードになります。
リノベーションの肝となる部分はプロに任せておくのが無難です。デザイン〜施工まで、一貫して行ってくれる業者にまとめてお願いするのが良いでしょう。
3-3. 定額プランのある商品を選ぶ
リノベーションの目的がハッキリしている場合、施工内容がパッケージになっている定額制プランを依頼するのも一つの手です。
定額制プランの場合、予算の見通しが立つのとパッケージプラン内にはあらかじめ必要な工事とデザインが含まれていることがほとんどなので、設備や材料のグレードアップや追加の工事が発生しない限りはパッケージの料金内で収まるため、予算管理が容易なので費用を抑えたいというかた以外にも、初めてリノベーション工事をする、なるべく手間を減らしたいというかたにもオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
空室対策や賃料UPに効果的なリノベーションですが、そのかわり費用も大きくかかります。
ただ費用を抑えることに固執して、クオリティを落とすのは本末転倒です。
繰り返しになりますが、リノベーションの費用を抑えるのに必要なことはリノベーションの目的を明確にし、予算をたてて優先順位をつけることです。
物件に足りない価値を付与し、入居者に喜ばれて不動産オーナーにとってもメリットの大きいリノベーショをしましょう。