【いまさら聞けない?】原状回復・リフォーム・リノベーションの違い

物件のテコ入れを行う上でよく名前が上がる3つの方法ですが、
なんとなく、ふんわりと意味や違いを認識している賃貸不動産オーナー様も多いかと思います。

それでは、あなたが自分の物件にテコ入れを行う際、実際はどの方法を採用していくか、そこまではなかなか判断が出来ませんよね。
ここでは賃貸経営や空室対策の方法としてよく挙がる、「原状回復」「リフォーム」「リノベーション」の3つ、それぞれの違いを説明した上で、弊社「スポリノ」のスポットリノベーションを、簡単にご紹介させていただきます。

1. 原状回復・リフォーム・リノベーションの違いは?

3つの方法は、一見施工内容や意味合いが似たように感じるかもしれません。
実際に、リフォームとリノベーションは法律で明確な定義が定められているわけではありません。
しかし、賃貸不動産オーナー側がキチンとした目的や考えを持つことで、3つの方法の棲み分け方が楽になります。
まずは基本的なことですが、それぞれの違いを確認していましょう。

1-1. 原状回復は「元通りの状態に戻すための工事」

原状回復とは、お部屋のクリーニングや設備のメンテナンス等指します。
経年劣化、つまり月日とともに損耗してしまった箇所を入居前の状態に戻す工事が、原状回復工事にあたります。

1-2. リフォームは「破損の修復・設備交換をして見栄えを整える工事」

リフォームとは、原状回復をベースとして、設備の交換(例えば古くなったキッチンを新しいものに変えるなど)など部分的ではありますがより大規模な修繕工事のことを指します。

1-3. リノベーションは「付加価値をつけバリューアップをするための工事」

リノベーションとは、設備の交換・間取りの変更やデザイン性を注視した大規模な工事を指すことが多いです。
「一昔前に主流だった3LDKの物件を単身者向けの1LDKに変更」といった、より自由度の高い工事を行うことができます。
原状回復やリフォームがマイナスをゼロの状態に戻す為の工事とすると、
リノベーションがマイナスをプラスにする為の工事だと思ってもらうと分かりやすいかもしれません。

2. 今のあなたの目的にあった方法の選び方

上記の記述にて、3つに方法の工事内容や意味合いが把握できたと思います。
それでは実際にどんな人や物件にオススメなのか、確認していきましょう。

2-1. 原状回復がオススメな人(物件)

・最低限のコスト、工事期間に抑えたい人
・摩耗した箇所を元の状態に戻せれば十分だという人

原状回復工事の魅力は何と言っても手軽さにあります。
「水回り等、設備面がまだまだ現役で、クロスの張替えなど最低限の工事で十分」だという方であれば原状回復工事がオススメです。
「入居前の状態に戻す」ことが本来の目的なので、空室対策としての効果は薄いものの、低予算&短期間で行うことが出来るリスクの低い工事となっています。

2-2. リフォームがオススメな人(物件)

・入居状況がそこまで悪くないが、設備の交換は必要な物件

リフォームでは、現在の物件の雰囲気をそのまま保ちながら、老朽化してしまった箇所を取り替えることができます。
「水回りが古くなったのでお風呂やキッチンを新しくしたい」という方であればリフォーム工事で十分満足できるかと思います。

2-3. リノベーションがオススメな人(物件)

・競合物件と差別化を図りたい物件
・長期的に家賃収入を安定させたい人

原状回復やリフォームが「元の状態に戻す」ことを主とした目的とした工事であるのに対して、リノベーションは「新しい価値を生み出す」ことを目的とした工事であるという点で違いがあります。

設備の交換に加えて、例えばエリアの特性や収益性を考慮して間取りを変更したり、近年入居者様から人気の高いシアタールームや、自転車も置ける広めの土間を新設することがリノベーション工事では可能です。
費用や期間が掛かるという点が大きなデメリットですが、抜本的な空室対策、長期的に価値が持続するお部屋にしたい場合はリノベーションがオススメです。

3. スポットリノベーション「Suporino」とは

スポットリノベーション「Suporino」では、原状回復の手軽さとリノベーションのデザイン性を組み合わせた、全く新しい築古物件専用賃貸オーナー向けのリノベーションプランをご用意しています。

Point1:見た目の美しさ、入居者の生活導線を計算した緻密な造作
Point2:若年層にウケの良いグレイッシュトーンをアクセントに加えたクロス施工
Point3:賃貸経営コンサルタントとの提携した価値ある不動産経営情報の提供

スポリノでは若年層ウケの良いグレイッシュトーンを基調としたデザインに、物件の立地・入居者情報をヒアリングを行い、「入居者が一目惚れ」する物件を実現いたします。

また弊社が提携する不動産コンサルタントが講師を勤める賃貸不動産オーナー向けの「プレミア賃貸経営実践会」の運営を行なっており、メルマガやセミナー等で定期的に賃貸経営に関わる情報を発信中です。

まとめ

入居者の入れ替え時に関わることの多い工事ですが、

・「退去が出たから原状回復」
・「管理会社に進められたからリフォーム」

など、なんとなく工事を行っている方がほとんどかと思います。
毎回費用がかかるので、「とりあえず」や「提案されたから」と他人事ではなく、物件の運営目的に応じた工事と、施工箇所を決めていくのは出費を減らし、収入を増やす上でとても重要です。
退去が出たらチャンスと思い、次の入居者へつなぐ工事を計画していきましょう

 

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